2019年5月14日火曜日

「育てにくい子」「言うことを聞かない子」はしつけの問題ではないかも知れない【ADHD】①

躾が悪いの?何故か言うことを聞かない子

うちの息子は4、5歳の頃
思い通りならないと奇声をあげたり、
レストランで食事が来るまで待てずに歩き回ったりする子でした。

いくら注意しても直らず、
それどころか注意をすればするほど
大声を出したり体をバタバタさせたり
「嫌だ!」とアピールするのです。

まだ小さいから…と思っていたのですが
小学校にあがってもさほど落ち着きませんでした。

私は自分の叱り方に問題があると思っていました。

周りからも
「躾が悪いから、こうなるのよ」
「甘やかし過ぎなんでしょ?」
と思われていたようです。

失敗!厳しい躾が自尊心を失わせる

甘やかしてるつもりはなかったのですが、
周りから
「厳しく言わないと、ろくな大人にならないよ」
などと言われ

大切な我が子が
社会不適合者やニート
最悪な場合、犯罪者になってしまったら

私のせいだ!どうにかしないと!

と思うようになり私の躾は更に厳しくなっていきました。
それが間違いだったのです。

負のループ!毒親スパイラル!

我が子が立派に成長してほしいと願えば願うほど
厳しく𠮟りつけ
彼の自尊心を奪っていったのです。

私自身は息子のために必死でしたが
荒々しさ、落ち着きのなさは
年齢を重ねてもさほど変わらず
育児に自身が持てず、どう育てていいのかわかりませんでした。

学校から支援学級を勧められる

小学校2年生の頃はピークに荒れていました。
大好きな担任の先生が妊娠のため1学期の途中で退職され
代わりの先生が学期の途中から担任に就かれたのですが
先生が替わったことに因果関係があるかはわかりませんが、

授業中教室を飛び出してグラウンドで遊んでいたり
隣りの空き教室で別の事をして過ごすなど
とにかく授業はあまり参加できなくなりました。

お友達ともけんかをしてパンチをしたり
大人数に責められると錯乱状態になり暴れて
自分の頭を壁や床に叩きつけ、
その間の記憶を失くすと言うことも度々ありました。

その頃私は学校によく呼び出され支援級を勧められました。

支援級には入れたくない!

うちの子は一見、普通の男の子です。

普通に会話をしていると少し賢いようにも思えるほど
大人っぽい話し方をしたり他者の話の理解も早く
支援級にいかせるほどではないと思っていました。

実際に私の知り合いに支援級の話をすると
必要ないでしょと言われていました。

学校での問題行動も私の前では一切しないので、
先生にいくら説明されても半信半疑で
わがままだったり言うことを聞かない面倒な生徒は
支援級に入れるんだなと思っていました。

一度支援級に入ると「障害者」だと周りから見られる!
うちの子は障害者じゃないんだ!
そんな思いで支援級に入れたくありませんでした。

支援員さんに怪我を負わせた息子

支援級に入れたくなかった私が
我が子を支援級に入れた決定打となったのが
支援員の先生に怪我をさせたことです。

教室を飛び出した息子を止めようと
支援員さんが手を掴んだところ
息子が暴れて支援員さんの指の靭帯に怪我を負わせました。

息子が教室を飛び出すと誰も追わないわけにはいかないので
いつも支援員さんが息子に付きっきりになり
その先生は学年全体の支援員で他のクラスも持っていた為
業務に支障も出ている事と、
息子が居なくなるたびに授業がストップするので
他の生徒の親御さんからクレームがきている事もあり
普通学級には居られなくなったので
私は渋々支援級に入れることにしました。

児童相談所で適性検査を勧められる


適性検査にも抵抗感がありました。
そんな検査はやったら誰でも何かしらの問題が出てきて

「障害者」にされるんだ!

受けたらお終い!

障害者のレッテルを貼られる!
(障害者に偏見があるわけではありませんが、
我が子は健常者だと思って育てていたので
検査を受けろと言われるなんて思ってもいなかったんです)

最初は拒んでましたが
この検査は子どもの特性を理解して
得意なこと苦手なことをはっきりさせて
これからの教育に役立てるための資料なんだと説明され、
医療機関ではないので
この検査で障害があるかないかを判断するものではないとのことで
検査を受けてみることにしました。


次回に続く

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